歌詞

息衝くように絶望 心黒く塗り潰す

行き先の無い思考 まるで無限の迷宮

燭など存在しない 果てなく続く暗闇

いつしか踠くことも辞め 膝抱え微睡んだ

堕ちていく風音 ニヒルに自嘲する

悲観的で厭世的 其れが私だから

願いは叶わない 夢は儚くも散る

こんな穢れ醜い世界の漂い方も

気付けば知って憶えてしまっていた

ただ闇に身体委ねて

咲き誇る赤薔薇 ひらひら舞い遊ぶ蝶

有りふれた光景を只美しく思ったの

こんな瞬間を一枚ずつ重ねて

楽天的にこの世界を愛せるの？

願いはきっと叶う 夢は現実になる

そんな奇蹟に今私は生かされている

漸く気付いた 其処に在る光彩

徐に手を翳した

刹那的な空模様のように移ろい行く

表と裏 陰と陽 その何れも 嗚呼

今此処で生きている類ない私だから

私憎む私 私愛す私 共に

存在意義を謳うこの歌よ響け

光と闇のその先へ