歌詞

遠い遠い昔の物語

命焦がし消えてく語り部は

蒼い海原の底願うだろう

神様の贈り物　握りしめて

枯れた脚に射す金色は　消えることの無い定めでした

山に潜む仙道の民は　戒律を憐れみました

嗚呼それなら、誘掖の手授けよう

振りかざせば、あふれ出る泡沫よ

はらりはらりと授け給うこの力

嗚呼それは無垢な願い等しく

遠く遠く離れた泉から　愛しい貴方に捧ぐ宝でしょう

淡く麗しい顔が見たくて　この想い愚劣ですか

枯れた土地、民の為捧げましょう　それが咎人の恋心でも

ぽつりぽつり落ちた涙の欠片　神様の贈り物

棄てられた物語

欲に塗れ、盗人は言いました

この涙は、有り余る権威だと

水瓶の中落ちた災いの元は

嗚呼、誰にも止められず溢れて

蒼い海原の底　泣きました

届くことの無い恋心です

仙道行く贄となる定めなら

嗚呼どうか　私を見て

掠れ消えた昔の物語　命焦がし微笑む語り部は

重く不情な定め背負うのだろう

水郷司る者　蓋をして