歌詞

霞む夕焼け車窓　駆け降り走る

河川敷の人垣で　君が気づく

出会った時は真逆　二人　君と僕

人波に飲まれそな手をふと掴んだんだ

会話を探す二人を尻目に

上がる花火　「牡丹だ」と君は呟いた

ボタンを探す　僕に「花火の種類よ」と

楽しげに笑ってた

夏夜の空に咲いた　牡丹の花見上げて

紡いだ夢の欠片を　君はなぞった

花の音色響く　流れる空に誓う

君はそっと微笑んで　牡丹を見つめてた

なぁ　あれから時が流れ僕らは

世間の波にのまれた

夢追うことも　夢を語るも

恥ずかしいことになってた

目まぐるしく変わる　世界に

変わってしまった　誓いは

一夜限りの思い出に

暮れる街並み　不揃いな二人

赤信号だって今じゃ顔を　ブルーライトが照らす

夏に牡丹は咲かないって君の言葉も　スホマなら一瞬だ

あの頃の君に　「夏の牡丹」の

花言葉　訊いたら　Uh…

「そんなの無いよ」と笑ってたけれど

ねぇ　もう一度　訊かせてよ

夏夜の空に咲いた　牡丹の花見上げて

二人の夢の軌跡を　君となぞった

もう遅すぎるかな　流れた夢が溶ける

君はそっと呟いた　「終わってないよ」

夏夜の空に咲いた　牡丹の花見上げて

二人変わらぬ夢を　ずっと数えた

長い時を越えて　君にもう一度訊く

「夏牡丹の花言葉？」

「夢は終わらないでいいんじゃない」