Everything electric left by two o'clockのジャケット写真

Everything electric left by two o'clock

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トラックリスト

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祝祭的なシンセの急上昇(no triumphant synth swells)やスタジアム級の壮大な残響、そしてエモーショナルなビルドアップを徹底的に焼き尽くし、2000年代後半のネオサイケ・インディー(early MGMT style indie)の奥底に潜んでいた「熱狂のあとの虚脱感(deflated euphoria)」を形にしたヘビー・サイケデリックポップです。BPM78の気怠いアナログの質感。イントロから全編にわたり、カセットテープのヒスノイズ(cassette hiss)を伴うローズピアノのループがセンターに定位し、スネアに深くかけられたプールサイドの残響(swimming pool reverb)が、高域を意図的に削落した逃げ場のない平坦な音圧空間を構築しています。サビ(コーラス)では音響空間が140%のパノラマへと一気に開かれますが、ダイナミクスの上昇は頑なに拒絶され、平熱のまま音の壁が横に広がる過激なテクスチャーを提示します。

歌詞の核となるのは、コンテクストを力でねじ伏せるフラットな現実主義。「午後になってもベッドから起き上がれず、窓際のぬるくなった水を眺め、2時にすべての電気的な熱狂が去っていく。理想の明日を完全に拒絶し、何も求めてこない巨大な午後の空白にただ佇む実存の独白」。あえて感情の押し(emotional push)を完全に封印した、深くリバーブに沈んだボーカルは、会話的なハーフスピードの気怠さを貫き、フレーズの合間の生々しい呼吸の摩擦や喉のノイズを剥き出しのまま耳元に張り付かせます。中盤のブリッジで突如すべての楽器が消失し、ローズのループと剥き出しの声だけになる過激な引き算を経て、最後はフェードアウトを真っ向から拒絶し、ウィスパー(囁き声)のリフレインの途中でカミソリのようにプツンと音が完全遮断(instant cutoff)される、引き算の美学の極致を提示する大傑作です。

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