歌詞

握りしめてた拳を

丁寧に一本ずつ開いた

君じゃない素敵な人の

言葉によって踏みとどまった

命からがら逃げ出した

その足でどこに走るの？

知らないふりをかましてる

私に気づけないでしょうね

君が謝るなら

より一層忘れられない

夜がまた

恋と愛と友情の知恵の輪を授けるのさ

ねぇ もう一度だけ

聞かせてよ眠る前に

君の口からだはもう

背中向けて

歩き出しそうだよ

君とより素晴らしい場所に向けて

36.8℃ の表示をみて

心配になる癖がついてしまった

愛しく思えてたこと裏返り

角を取ったはずなのに追い詰められる

大概にしてよ曖昧な態度は

会いたいなんて言葉振り撒いちゃいけないよ

お腹は気を遣って

減りもしないから今夜も涙吸った枕とにらめっこ

悲しみに暮れてわかったんだ

人という字の成り立ちの話

わからないまま過ごしてた事に

ちょっぴり勿体無いと思えた

君じゃなくて あなたの話

もう恋なんてしないとか言うなよって

匙を口に詰め込む

思い返せばそれはこれっぽちも

熱を帯びてなかった

ねぇ もう一度だけ

聞かせてよ眠る前に

君の口からだはもう

背中向けて

歩き出したんだよ

余熱を強さに変えて

繰り返し鼓膜揺らす幻聴に

振り回された私はまるで

あの振り子時計みたいね

次は何時鳴るかわからないけれど

鳴ることは知ってるから

空っぽの手のひらの上

重ねてくれたあなたへ

心の開き方知って

また一つ優しくなれますように