真っ白なスクリーンと
映写機の間に
立ち尽くす僕と
過去からの光
フィルムの第1巻は
87年10月
刻まれた
影の連なり
自分という
活動写真
初めは父と母の
時に教科書の
描いたシナリオ
フィルムは進んでく
やがてあの夏の日
初めて自分で描いた
未来図とは
決して重ならない
僕はただ
真っ黒な影
もう届かない
あの眩しい光
収まらぬほどあった
シナリオはもう
静止画のような今に
すり替わっていた
真っ白なスクリーンと
映写機の間に
刻まれた
影の連なり
自分という
活動写真
もう届かない
あの眩しい光
ガラ空きの客席に
少年がぽつり
エンドロール刻まれた
名前は見ないで
最後のフィルムの缶に
現在のラベル
続編の制作は
決まらないまま
僕はまだ
真っ黒な影
自分という
活動写真
自分という
活動写真
- 作詞
齊藤ジョニー, d-iZe
- 作曲
齊藤ジョニー
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- ⚫︎
映写機
齊藤ジョニー
- 2
消費期限
齊藤ジョニー
- 3
I Was Born
齊藤ジョニー
- 4
かたっぽだけの運命
齊藤ジョニー
- 5
ローカル線
齊藤ジョニー
- 6
負けたくない
齊藤ジョニー
- 7
平凡
齊藤ジョニー
- 8
350日
齊藤ジョニー
元Goosehouseの齊藤ジョニーが、グループの活動休止後、約5年に及ぶ空白期間を経てリリースしたニューアルバム。プロデュースは同じく元Goosehouseのd-iZe(楽曲制作にも参加)。シンガーソングライターの原点に立ち戻るかのように全曲ギターと歌のみの弾き語りで構成され、「架空の映画のサウンドトラック」というコンセプトをある種の隠れ蓑に、5年間抱えてきた葛藤や苦悩、自分自身の弱さにかつてないほど生々しい筆致で切り込んだ意欲作。なお配信版にはボーナストラックとして、アルバムリリースツアーでのみ披露された未発表曲「かたっぽだけの運命」を収録。