

窓の外に雨が降る夜
午前二時の着信履歴
「ごめんね」とだけ残って
途切れたままのメッセージ
コーヒーカップ二つ並べて
左側だけが冷めていく
何気ないこの部屋の中に
まだ君の面影
忘れたいわけじゃない
ただ明日の迎え方を知らない
硝子の月が割れる音を
あの夜たしかに聞いたんだ
戻らないとわかっていながら
僕はまだ君の中で生きている
透き通るほど痛かった愛を
捨てきれず抱いている
同じ道を歩くたびに
最後の背中を思い出す
振り向かずに消えた影が
今も胸を締めつける
棚の奥に眠る手紙
封も切らずにそのままで
読むことが裏切りみたいで
いつまでも触れられない
終わりが来たんじゃなくて
引き止める言葉が出なかった
硝子の月が砕け散って
この手に残った破片
消えない傷を抱えながら
僕は今日も息をしている
透明すぎたその優しさが
今も僕を離さない
「泣いていいよ」と
誰かが言った
その言葉が
一番痛かった
弱くていい
壊れていい
でも君の前では強くいたかった
涙は最後までこぼれなかった
朝が来る
光が差す
ドアの音だけが残る
僕は何も言えなかった
それでも君はいない いない
硝子の月がまた昇る夜
やっと空を見上げられた
失ったんじゃない
変わっただけだと
言える日が来るなら
傷ついた分だけ深くなった
この愛を誇りにしたい
僕はもう
君なしで歩いていく
それでも
君と生きていく
…雨が、上がっていく
- 作詞者
Alexsophie
- 作曲者
Alexsophie
- プロデューサー
Alexsophie
- ソングライター
Alexsophie
- プログラミング
Alexsophie

Alexsophie の“硝子の月”を
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硝子の月
Alexsophie
深夜二時の着信履歴と、冷めていくコーヒーカップ。
雨の夜に静かに砕けた「硝子の月」は、失われた愛の象徴。
割れたままでも光を放つ月のように、
痛みを抱えながらも歩いていく心の軌跡を描いた文学系バラード。
抑制されたボーカルと透明感のあるサウンドが、
静かな余韻を残す一曲。
アーティスト情報
Alexsophie
私はソングライティング・アーティストとして、自身のビジョンと言葉を起点に楽曲を設計しています。 制作ではAIを編曲や音像設計を拡張するための制作ツール(楽器)として活用し、最終的な表現と判断はすべて自ら行っています。 Alexsophie名義で、Apple Music、Spotify、Amazon Musicなど主要音楽配信プラットフォームに作品をリリース。 YouTubeでは楽曲作品を、Instagramでは制作過程や作品世界を発信しています。 アーティスト名は、愛犬Alexと愛猫Sophieに由来します。 人間の感性とテクノロジーの可能性を融合させ、静かな余韻と物語性を大切にした楽曲制作を行っています。
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