

静かな午後のカフェの隅で
誰かの視線にふと気づいた
白いワンピース 風にゆれて
君は笑った 少しだけ
「ここ、空いてますか?」って
その声がやけに近くて
僕の鼓動は 不意に跳ねた
まるで夢の中
初めて会ったのに
懐かしい気がした
コーヒーの香りに
まぎれる吐息
「あなたもよく来るの?」
そんなふうに言われたら
もう逃げられないよ
恋の始まり
カップに触れるその指先
少しだけ震えて見えた
「今日は自由になれたの」って
囁く声が甘くて
テーブルの下でそっと
触れた膝のぬくもり
偶然なんかじゃないよね
目が答えてた
ほんの少しの距離
だけど息もできない
見つめ合うその瞬間
時間が止まる
「このあと少しだけ…」
誘うような声に
心が勝手に
君を選んだ
「ねえ、雨が降りそうだね」
「……濡れて帰るの、嫌いじゃないけど」
歩道に落ちた小さな傘の影
ふたりの距離が ゆっくりと
溶けてゆく
名前も知らないのに
こんなにも惹かれるなんて
偶然じゃなくて
運命って言ってほしい
夜に溶ける香りと
心のざわめき
「また会えるよね?」
そう言って微笑んだ
唇の余韻
忘れられない
- 作詞者
みずかげりんぶ
- 作曲者
みずかげりんぶ
- プロデューサー
みずかげりんぶ
- ボーカル
みずかげりんぶ

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香りの余韻
みずかげりんぶ
「香りの余韻」
静かな午後、偶然の出会いがふたりの運命をゆっくりと動かしはじめる——。
『香りの余韻』は、カフェで交わされた小さな会話から始まる、大人のラブストーリーを描いた一曲。
名前も知らない彼女の仕草、声、香り……すべてが甘く、切なく、どこか危うい。
囁くようなセリフとメロウな旋律が交差し、聴く人の心に“あの瞬間”のときめきと余韻を残します。
誰もが一度は夢見た「運命の出会い」が、ここにあります。
アーティスト情報
みずかげりんぶ
みずかげりんぶは男女混成ユニットで 、親しみやすいアコースティックカバーや 心温まる曲をお届けします。 懐かしい思い出や気持ちに寄り添える音楽を目指しています。
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