データにない階段のジャケット写真

歌詞

データにない階段

MASAQUI

データ不足

まだデータ不足

あ、スミマセン

その段階じゃないです

データ不足

まだまだデータ不足

…ふふ

まだ営業中

台風前の地下街

デジタルサイネージが瞬く

エスカレーターの手すりだけ

なぜか少し濡れている

ピン

ピン

緑の非常誘導

ねえ

今日の報告書

どこに置いたっけ

コインロッカーの番号が

一枚だけ欠番

マネージャーが

何かを探してる

探してる

データ不足

まだデータ不足

その段階じゃないです

その段階じゃないです

アナウンスだけくっきり

人の顔だけ曖昧

Love update later

Love update later

すれ違う

すれ違う

すれ違う

誰もぶつからない

ドブのような匂い

店舗案内の表示

地下三階だけ見つからない

あるはずなのに見つからない

通知音

通知音

雑踏の中で増える

雨はまだ降ってない

傘だけ増えていく

マネージャーの女が笑う

理由だけ読み込めない

あ…

今のなし

データ不足

今日もデータ不足

その段階じゃないです

まだ営業中

データ不足

ずっとデータ不足

見つからない地下三階

雑踏だけ残っている

アナウンスだけ残っている

データ不足

いつまでもデータ不足

  • 作詞者

    MASAQUI

  • 作曲者

    MASAQUI

  • プロデューサー

    MASAQUI

  • プログラミング

    MASAQUI

データにない階段のジャケット写真

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    データにない階段

    MASAQUI

台風が来る前の地下街で録音されたような楽曲です。

存在しないはずの階段。欠番になったコインロッカー。まだ降っていない雨。増え続ける傘。

街の設備や案内表示は正常に動いているのに、どこか一箇所だけ説明が足りません。

透明感のあるボーカルは耳元で囁くように近く、雑踏や通知音と混ざりながら現実との境界を少しずつ失っていきます。

メランコリックなシティポップとローファイ、壊れたダンスミュージック、古いVHS、深夜ラジオの質感が重なり、地下街そのものがひとつの夢のように変質していきます。

これは物語ではなく、街が保存していた不完全な記録です。

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