

古い歩道橋の上で
夕焼けがほどけていく
名前も知らない鳥たちが
遠い雲へ帰ってく
ポケットの中の未来は
くしゃくしゃの地図みたいで
それでも君が笑うだけで
行ける気がした どこへでも
世界が少しだけ
窮屈に見えた日は
誰にも見えない扉を
ふたりで探していた
風の隠れ家へ 君を連れていくよ
傷ついた夢さえ やさしく眠れる場所へ
ありふれた午後が 奇跡に変わるのは
君が隣で 空を見上げたから
もう迷わないで
僕らはまだ 遠くへ行ける
ビルの隙間から落ちた
小さな光を拾って
胸の奥にしまったまま
夜の街を歩いてた
強くなれない僕たちは
強がることだけ覚えた
それでも君の涙だけは
ごまかせずにいたんだ
言葉にした瞬間
壊れそうな願いほど
黙ったままで輝く
星に似ているんだね
風の隠れ家で 君と息をしたい
消えそうな心に 新しい朝を灯して
誰も知らないまま 季節が過ぎても
僕は君の声を 道しるべにするよ
その寂しさも
いつか歌に変えてみせる
僕らが探していたのは
永遠なんかじゃなくて
帰り道の途中でも
明日を信じられる理由
君がくれた一瞬が
僕の胸でほどけて
まだ見ぬ空の色まで
やさしく染めていく
風の隠れ家へ もう一度行こう
失くした夢たちも 連れていけばいい
君といるだけで 世界は広くなる
小さな勇気が 光になっていく
たとえ遠い日々に
僕らの名前が消えても
あの空を見上げたこと
それだけは消えない
君と出会えたから
僕は僕を 好きになれた
- 作詞者
坂本松昭
- 作曲者
坂本松昭
- プロデューサー
坂本松昭
- ボーカル
坂本匠真

坂本匠真 の“風の隠れ家”を
音楽配信サービスで聴く
ストリーミング / ダウンロード
『記憶は光になる』は、出会いに駆け出す胸の高鳴りから、忘れられない夜、海辺に残る面影、そして春の光へと向かう祈りまでを、一本の物語として紡いだJ-POPアルバム。ロックの疾走感、ギターポップの透明感、R&Bの艶、王道バラードの深い余韻が自然に連なり、過去の痛みを消すのではなく、未来を照らす灯へと変えていく。聴き終える頃には、大切な記憶を抱きしめながら、もう一度前を向きたくなる作品です。
アーティスト情報
坂本匠真
坂本匠真は、感情の揺らぎを洗練されたポップへと昇華するシンガーソングライター/ボーカリスト。 過ぎ去った愛が残すぬくもり、傷を越えて心が再び息を吹き返す瞬間、胸の奥でふいに疼く初恋の記憶、眠れぬ夜に滲む静かな孤独、そして闇の果てに差し込むかすかな希望を、繊細な言葉と都会的なサウンドで描き出す。 温かさと艶をあわせ持つ歌声、そして日本語と英語を自在に行き来するバイリンガルな表現力で、ダンサブルな高揚感から深い余韻を残すバラードまで、聴く人の心に長く灯をともす。 神奈川県出身。
坂本匠真の他のリリース
ブルー・ドーン・ミュージック



