Lyric

閉じ込めた記憶の奥　まだあの日の影が揺れる

風が運ぶ懐かしい香りに　心がふと立ち止まる

見慣れた街並みを歩く　隣に君がいないだけ

それだけのことがなぜか　こんなにも胸を締め付ける

忘れたいと願うほどに　鮮やかに蘇る笑顔

どうしてあの時言えなかった　言葉が今、溢れ出す

降りしきる雨の中で　一人傘も差さずに

涙と混ざり合う後悔が　頬を伝って落ちていく

消えない傷跡抱えて　それでも明日を探してる

壊れそうなこの心に　光をくださいと願う

季節は巡り色を変え　時間だけが過ぎてゆく

置き去りにされた感情は　行き場もなく彷徨ってる

強がりの仮面を被って　平気なふりをしていても

ふとした瞬間に蘇る　温もりが胸を焦がす

もう二度と戻れないと　頭では分かっているのに

心の奥深くでまだ　君の影を追いかけてる

降りしきる雨の中で　一人傘も差さずに

涙と混ざり合う後悔が　頬を伝って落ちていく

消えない傷跡抱えて　それでも明日を探してる

壊れそうなこの心に　光をくださいと願う

どれだけの時が流れれば　この痛みは癒えるのだろう

微かに揺らぐ希望の灯火　そっと手の中　包み込む

もう一度だけ、もう一度だけ　強く立ち上がれるなら

この声が君に届くように　歌い続けるから

降りしきる雨の中を　両手広げて歩き出す

涙の向こうに広がる空　きっと虹がかかる日まで

消えない傷跡抱えて　それでも明日を掴み取る

この胸に宿る真実を　信じて歩いてゆく

遠く響くメロディ　そっと私に語りかける