歌詞

綴り綴る想いを重ねて

滅多に書かない手紙を書くよ

照れ臭くて言えないよ　音に乗せて届けるよ

拝啓　僕を産んだあなたへ

枕の下に置かれた1万円に

情けなく泣かされた19の夜

強がり弱さ隠した心の髄に

突き刺した親の優しさという刃

悔しくて泣いたさ　情けなくて泣いたさ

ごめんね。母さん。

いつまでたっても子どもさ

大人になったつもりでいたクソガキの

独りよがりのちっぽけなプライドさ

警固公園をチャリで駆け抜けた

夜の風に吹かれながら 現実逃避と知りながら

夢を語っては締め付けた己の首を

身勝手にほどいて生きるのはやめるさ

切り開いた道の先はさ

想像を越えた落とし穴の連続さ

群がるアリは美味いものにしか食いつかねぇ

このクソッタレた世の中さ

綴り綴る想いを重ねて

滅多に書かない手紙を書くよ

照れ臭くて言えないよ　音に乗せて届けるよ

拝啓　僕を産んだあなたへ

描いてた未来を白紙に戻す

これまで作り上げた自分を殺す

行動と実現　行動と絶望

何事もやってみなきゃ始まんない

あの頃夢を語ってたアイツは

もう結婚して夢は置き忘れたまま

あの頃夢を語ってたアイツは

もう夢叶えて立派に今を生きているさ

いまだにゴムの緩んだパンツを履いてるのは

貧乏時代を生きた俺の証さ

米は一粒も残すな ウソはつくな

ありがとうとごめんなさいは言える人でありなさい

自分が傷付くことは相手にはするな

負けるな　頑張れ　あんたならできる

当たり前のことを教えてくれたあなたへ

感謝の2文字じゃ足りないわ

綴り綴る想いを重ねて

滅多に書かない手紙を書くよ

照れ臭くて言えないよ　音に乗せて届けるよ

拝啓　僕を産んだあなたへ

あと何回会えんだろうな

あと何回手作りのチキン南蛮食えるかなあ

あと何回しょーもない喧嘩してしょーもない話で笑えるだろうな

あなたが1人で育てた子ども3人はもう立派になって

それぞれの道を生きてる

これからは俺が返していく番だ

受け取ったよ母さん あとは任しとけ