歌詞

忙しいのは もはや日常

いつもクタクタ 狭いワンルーム

でもゲームのスイッチ入れたら

私の世界 無限に広がる！

気づいたら寝落ちしちゃった？

知らない土地の夢見てるの？

冷たい風が頬に当たる

妙なリアリティ

画面で見ていた風景が

街が人が今ここにある

「ゲームの世界！？」

信じられない！

私が勇者なんて

もうにっちもさっちもよっちもごっちも

わからないけれど

ずっと求めてた世界

レベル上げちゃおう！

訪ねた旅先で ほら

戦士と僧侶と魔女（ウィッチ）を

仲間に入れて

目指そう 魔王のキャッスルへ

私が主人公

… なんか夢みたい！

もう幾度も星を見上げた

宿で起きても 瞼は開かなくて

物語を進めるごとに

新たな呪文使えるようになった

「助けてください勇者様」

「魔王の力は恐ろしい」

「愛する家族を守りたい」

口々に言う

私には何が出来るのか

もともとしがないエトセトラ

現実と夢の違いって何？

ひとまずがむしゃらに

戦っては勝っては負けては逃げてで

経験積んで

たくさんの人と出会った

想い募ってく

背負った重責に

怖がって明後日向かって走っても

構わないはず

それでも私は勇者なの

いざ魔王の元へ

あと一歩だけ届かない

思い出す無数の顔

弱音はここで捨てなきゃ

だって 勇者なら誰一人

見捨てたりしないんだ

ゲームかどうかなんて

この際 実際全然一ミリも

関係なくて

本気でやれるかどうかだけ

問われ続けてる

倒したその先に

続くのかどうかわかんない

未来図でも

この手で創り出せるなら

力振り絞り

「会心の一撃！」

目が覚めると 見慣れた天井

やっぱ夢オチ 人生甘くないか

でも 今日まで旅した日々は

心(ここ)で確かに存在したんだ