ぜんしんのジャケット写真

歌詞

線香花火と蝉の声

わたなべ なおき

蝉の鳴き声が主役になるのは 蒸し暑い夏の夜ならではの事

君を彩る浴衣越しに光る 線香花火も意識を奪えない

おそらく君もその事を知ってた 気まぐれに止むその時を待ってた

そして沈黙はふいにやって来た まるで最初からそこにあったように

渇いた喉を絞り上げ君は言う 「私は貴方の隣りから居なくなる」

Uh―ふたたび蝉は鳴き出す

その手に残る線香花火の糸 捨てられずに持つ君に視線を向ける

その時気付く 白く細い指や袖から伸びた腕がやたら綺麗と

また蝉は黙る 君の意図を汲んで 慌てて僕は花火の先端に火を付ける

Uh-とても儚げに燃え出す

自由に火花を撒き散らしている 何の策略もなくただ鮮やかに

やがて消えてく事は知っていた 君は線香花火のような人

どうしてこんな事になったんだろう? 一体僕の何がいけなかったの?

想いは届かない だって僕は発しない 最後だっていうのに弱さを見せられない

そして最後に蝉は鳴かなくなった 七日間の命をただ全うして

  • 作詞

    わたなべ なおき

  • 作曲

    わたなべ なおき

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【再発売】わたなべなおき6th album「ぜんしん」をダウンロード発売致します。彼是6年ほど前のアルバムですが(2021年現在)、改めて手を加えたりリマスタリングして音源を綺麗にしました。タイトル「ぜんしん」に隠された3つの意味(「全身」「前進」「全シン(全曲シングル)」)をしっかりと込めたアルバムとなっております。

アーティスト情報

Naoki Watanabe

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