ぜんしんのジャケット写真

歌詞

物思いに耽る夕方

わたなべ なおき

今周りを見渡しながら 「君を捜すのはもう飽きたな」って

ため息がよく似合う 僕がいて

そう 時間は遠慮なく流れ 僕が想った君は

ココに来るはずなんかない 分かっていたはずだけど

どうしてなんだろう? ふいに君が目の前に

あの頃のままの笑顔で 現れる気がして

夕方過ぎの風が 心地良すぎたから

甘い過去が 胸の内で足音を鳴らす

海岸から 程遠いこの内陸で

波のように薄れた 苦味も押し寄せる

祭りの夜店ですくった金魚は 二人で川に逃がしたけど

もう今は別の魚に食べられてる

きっとその時 僕らの愛もその胃の中に吸収され

どこかで血や肉になり 下流の先 泳いでる

置いて行かれたままの 忘れ去られた僕は

骨董品のように 見つかって価値が付く?

夕方過ぎの風が 心地良すぎたから

綺麗な思い出だけが 頭を打ち鳴らす

でも知ってる 思い出ってそういうもので

もはや当時の リアルさの欠片もないんだ

「心」というメモリーは 自分自身のものなのに

なぜか手動で消去出来ない 君の事覚えてる

夕方過ぎの風が 心地良すぎたから

今の僕ならば 君を何の疑いもなく

抱きしめるだろう 「好き」を言葉に出来るだろう

でも認めなくちゃ 君はもう他の誰かのもの

  • 作詞

    わたなべ なおき

  • 作曲

    わたなべ なおき

ぜんしんのジャケット写真

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【再発売】わたなべなおき6th album「ぜんしん」をダウンロード発売致します。彼是6年ほど前のアルバムですが(2021年現在)、改めて手を加えたりリマスタリングして音源を綺麗にしました。タイトル「ぜんしん」に隠された3つの意味(「全身」「前進」「全シン(全曲シングル)」)をしっかりと込めたアルバムとなっております。

アーティスト情報

Naoki Watanabe

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