

何か話そうとして
やめた
それだけだった
窓の外では
風もなく
街だけが
静かに続いていた
言葉にすると
違う気がして
ただ時間だけを
見ていた
時計の針が
進む音だけ
少し遠くで
聞こえていた
沈黙は
嫌いじゃなかった
何も言わなくても
そこにいられたから
夜は深くなり
灯りは減っていく
それでも
帰ろうとは思わなかった
思い出しているのか
考えているのか
自分でも
わからなくなっていた
誰かの名前を
呼びたいわけじゃない
ただ少しだけ
静かだった
言葉は
なくなったんじゃなく
必要なくなっただけ
だったのかもしれない
遠くで
電車の音がした
夜が動いていることを
思い出した
沈黙は
何もないことじゃない
見えなかったものが
少しだけ見える時間だった
窓に映る
自分の横顔が
知らない誰かみたいに
見えた
何かを失ったわけでも
何かを得たわけでもない
ただ
ここにいた
沈黙だけが
残っていた
朝になる前の
小さな部屋に
沈黙だけが
残っていた
- 作詞者
YOHAKU
- 作曲者
YOHAKU
- プロデューサー
YOHAKU
- ラップ
YOHAKU

YOHAKU の“沈黙”を
音楽配信サービスで聴く
ストリーミング / ダウンロード
- ⚫︎
沈黙
YOHAKU
アーティスト情報
YOHAKU
言葉にならなかったものを、そのまま残す音。 静かなトラックに乗せて、日常の中にある違和感や余白を描く。 特別じゃない時間、名前のつかない感情、 消えなかったものだけを拾い上げるように。 強くは言わない。 でも、確かにそこにある。
YOHAKUの他のリリース
ØØØ STUDIOS



