

この来た道を一歩ずつ辿っていけば
いつかの汗くさい夏が寝そべっている
あの白いダイヤモンドの片隅の
風のとおり道に君は気付いていますか
僕はミットを鞄に持ち替えて
今日もどこかで夏を探しています
知らず知らず通り過ぎたあの日の風が
今もふいに僕の胸を締め付けるんです
1986年僕らは飽きもせず
手を伸ばせば届きそうな空の下にいた
あの日の君が見た未来の方へ
少しずつ少しずつ近づいていますか
空高く君が投げたボールを追いかけた
ゲームセットはまだまだ聞こえない
やりたいこと全部全部綴って埋めた
落書きノートの願いはいくつ叶っただろう
あの日の君の意味もなく自信に満ちた
言葉が今日も僕を支えているんです
土と草のにおいをいっぱい吸い込んだ
グラウンドの下に埋めた期待とか夢とか
あの日の君の真っ直ぐなその眼差しが
今日も僕の背中をそっと押すんです
1986年僕らは飽きもせず
手を伸ばせば届きそうな空の下にいた
あの日の君が見た未来の方へ
少しずつ少しずつ近づいていますか
空高く君が投げたボールを追いかけた
ゲームセットはまだまだ聞こえない
そっと吹き抜けた風が気づかないまま
グラウンドで君は君のシーズンに夢中で
僕は満員電車に揺られながら
駅のホームで君の唄を思い出す
ゲームセットはまだまだ聞こえない
- 作詞者
森次 美尊
- 作曲者
森次 美尊
- プロデューサー
森次 美尊
- ボーカル
森次 美尊

森次 美尊 の“1986年のベースボール”を
音楽配信サービスで聴く
ストリーミング / ダウンロード