Lyric

あなたはきっと最後まで正しく生きていく

私はずっと迷子で正しく靴も履けないでしょう

卯月は去って相だ またね 笑みや涙を

あなたは色を付けて踊る

桜は散って哀だ はらり 地面に描く

靴底 薄汚れた花弁が枯れるから

私はそっと妬いた ほろり 涙落とす

厚着で凍えている今を忘るなら

温い日はあなたに

繰り返す 無常を

「日が昇り 橙色の 豆桜」

朝焼けのえくぼのよう

欠伸で目を潤めた カーテンを閉める

「履き慣れた グレーの靴に 一欠片」

心残りのような思い出が春風を連れてきますように

「嚙みついた 季節の中に 雨が降る」

「しがみついた 緑の中に 春」

春！

待ち望んだ季節が踊り回れと風を吹く

立ち止まってしまうな

「散るならば 覆い尽くせよ 遥かまで」