周りは確かに変わり果てた
夜の目も寝ずに歩き続ける
戻らないと 還らないと
捨て置いたもの
惨く疼く迄粘る
灰になる迄踊る
得手勝手な発想だとしても
悶え 眩む 狂い 叫ぶ
有り得ない丑の刻の事、滑稽さ
寂れた零雨と混ざって
噎び泣いても明日は来なくて
込み上げた脆さと虚しさが
解けるはいつか
君はもう居ないのにな
今を満たすのに必死な過客と
当然薄らぐ無告の民
戻れないと 還れないと
その眼は何を映すのか
焚かれた葦火
押し寄せた深縹の余波
永い旅の様で
でも束の間の夢見てる様で
悶え 眩む 途絶え 終わる
信じ難い丑の刻、余りに侘しく
壊れた悦に縋って
偲ばれど既に殺められて
積み上げた脆さと虚しさは
もう消えないのか
東雲はいつ来るか
久しくなるがまだ有るか
宵闇に消えた穏やかさと
紅く燃え上がる夢幻
現だけ残る
寂れた零雨は降り続け
泣き疲れても明日は見えない
込み上げた脆さよ 虚しさよ
僕と消えてくれ!
君はもう居ないのにな
- 作詞
霄
- 作曲
霄
霄 の“Drizzle”を
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