歌詞

そっと胸にしまった

透明な思い出が

存外、記憶の臆に

不確かさを孕むような

今、あなたがあった

情景が解れだす

遠く消えゆく様を

鮮明に焼き付けたはずなのに

さらさら流れゆく

空虚な輪廻が飽和する

ゆらゆら影を伸ばす

導火線に火を灯した

風が吹きつけて

揺らぐ一輪の

光をいつまでもずっと

離すまいと誓った

こぼれそうな

雫を見てなぜか

思い出すのはあの夏

アスター

何回思い返した

淡い記憶をなぞる

輪郭　捉えきれない

褪せていく日々に目を閉じる

ふと離れた街で

面影を探します

色彩　共に描いた

遍くキセキで形を成してんだ

風が吹きつけて

揺らぐ一輪の

生命をいつまでもきっと

枯らすまいと誓った

こぼれ落ちた

雫を見てなぜか

溢れ出した幻想のアスター

煌めく灯をただただ見ていた

半径１メートルの

やけに眩しいエリア

パッパッと弾けた

パッパッと照らした

嗚呼

風が吹きつけて

揺らぐ一輪の

光をいつまでもずっと

離すまいと誓った

こぼれそうな

雫を見てなぜか

思い出すのはあの夏

アスター