Lyric

枯れた葉が舞う　街の隅で

振り返る日々　指の隙間

大切だと気づいたものほど

手のひらをすり抜けていった

誰かと笑ったあの日の景色も

今は色褪せた夢のよう

温もり求めて　ただ彷徨う

冷えた心の奥に残る願い

乾ききった人生の中でも

まだ胸の奥　灯りは消えない

たとえこの身が朽ちるとしても

彩りを探して生きてゆく

鏡の中で　知らない顔

気づけば時は　無情に過ぎ

いつのまにか老いてゆく心は

未来よりも過去を見つめてる

けれどもどこかで心が囁く

まだ終わらない旅があると

光を目指し　歩みを止めずに

立ち止まるなと　言い聞かせる声

失くしたもの数えるよりも

まだ見ぬ景色　求めて歩こう

乾いた大地に種を蒔くように

生命の息吹を夢見て生きてゆく

誰かの手に触れるたびに

少しずつ何かが満ちてゆく

この心にもまだ

希望が咲く日があるなら

乾ききった人生を越えても

温かな季節は訪れるだろうか

答えのない道を歩むけれど

それでも明日へと生きてゆく

乾ききった人生で生きてゆく

彩りを夢見て生きてゆく