始業のチャイムをトイレの個室に籠って聞いていたあの暑い夏の日から私を奪ってね
怠惰な君は知らないフリをして見せて
プールの中へ溶けていった
滴の数をかぞえる指先
透明な痛みを教えたらさよなら
青い底
溶け合う体温/精神
孤独を誤魔化すため原子になる
情報から症状まで共有したい
妄想でも処女の血浴びてみたい
白亜の空
校舎の中から眺める時間
どこにもいない
どうせ伝わらないから話さない
肌が破れても交わらない
何も望まないから得られない
でもそれでもいいような未来
爪の隙間に溜まる土
電線が発するノイズ
炎天下、境を跨ぐ
二人称が不在のまま始まった名も無い神話
始業のチャイムをトイレの個室に籠って聞いていた
- Lyricist
yuri
- Composer
yuri
Listen to kimi no taida no shiro no shijima no by yuri
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