日常のジャケット写真

歌詞

ミラー

Yo1ko2

助手席のシートが いつもの角度で待っている

誰も乗せていないのに サイドミラーは斜めのまま

よく合わせた ラジオの番号

今夜は触れずに 通り過ぎる

コンビニで二つ買う癖が 抜けないまま

レジ袋が助手席で 軽く揺れる

覚えていないふりをして 同じ道を選んでしまう

高速の継ぎ目を ひとつずつ数えながら

笑い転げた肩の揺れを シートだけが覚えている

夜は一番 嘘をつけない時間

あの夜 行き先も決めず 朝まで走った帰り道

スピーカーの音量を 限界まで上げた瞬間

窓ガラスに残った 指のあとをなぞる

ふざけて結露に書いた くだらない落書き

信号待ちで揃った 二つの呼吸

今は片方だけが フロントを曇らせる

忘れたふりをして 同じ道を選んでしまう

ETCのバーが 開くたび 何かを通してしまう

君が叩いたダッシュボード その振動を覚えている

夜は一番 言葉をなくす時間

連絡が途絶えた理由なんて もう霞んで

ただ 車だけが 君を覚えている

ハザードを点けて 路肩に寄せた

泣くためじゃなく 追いつかれるために

覚えていないふりをして 同じ道を走ってしまう

出口の標識を ひとつずつ 見送りながら

助手席に積もる沈黙が 君の形をしている

夜は一番 君に近い時間

  • 作詞者

    Yo1ko2

  • 作曲者

    Yo1ko2

  • プロデューサー

    Yo1ko2

  • ボーカル

    Yo1ko2

日常のジャケット写真

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旅に出た男が、偶然降りた町で一軒の喫茶店に立ち寄る。
そこで見た景色を、人の目線、猫の目線、犬の目線で歌った。

「誰かの日常 僕の特別」

特別な体験もしていないし、秀でた才能があるわけでもない。
ずっとそう思っていた。
でもそれは、誰かにとっての特別なのかもしれない。

日常は、目線によって変わる。
そして、いつ壊れても不思議じゃないから愛おしい。

メロンソーダと、眠る猫。
どこにでもある一日の話です。

アーティスト情報

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