歌詞

失った時を

臥してただ待っている

深い海の底で

幾百劫

求める声が

海百合を揺らす

逢瀬となるか否か

鱗屑が疼く

眼は血が滾り天を見つめる

水面の牢獄　置き去りの同胞

（同胞）

泡沫の夢を

(夢を)

潮騒で覚ます如く

叫ぶ

叫ぶ　霧を引き裂き

燃える

本能にお前が答えるまで

深淵で待つ

失った時を

臥してただ待っていた

深い海の底で

幾百劫

求める声が

我が体躯を震わす

逢瀬となるか否か

もはや知る由は無い

眼は血が滾り天を見つめる

水面の牢獄　待つのみの同胞

（同胞）

泡沫の浅き夢を

(夢を)

血の彩で覚ます如く

叫ぶ

叫ぶ　霧を引き裂き

燃える

本能がお前を焼き尽くしても

深淵で待つ

我が牙が穿つまま/すべてが藻屑に還り

船虫は逃げ惑い/光と声が消え去る

闇夜の孤独を/月を放る夜光虫に見る

再び機を待つ/幾千劫

叫ぶ

叫ぶ　霧を引き裂き

願う

本能に応える何か

叫ぶ

叫ぶ　霧を引き裂き

燃える

本能が己を焼き尽くしても

深淵で待つ