

静かな夜の壁に
何かの目だけが残っている
色もなく感情もない
ただこちらを測っている
遠くでも近くでも
同じ厚さで見られて
瞬きがどれだけ耐えても
目は動かないまま
何も聞こえない
けれど僅かな音が
身体の外で揺れて
まだと囁いたように感じた
僕の影が
低く伸びたとき
その目が少しだけ
近づいた気がした
風もないのに
動いたのは空気だけ
落ちてく埃の
リズムで刻まれるように
僕は測られていた
金属みたいな冷たい線が
空中にすっと引かれ
その中に僕の形が
歪んで落ちていく
そんな言葉が
静かに落ちてきて
僕の心の隅に
軽く触れた
やがて夜が増えていき
遠くの色が沈んだ
それでも目だけは
生き物の温かさにはならない
その目は
僕の想いも
心の温度も
何も持たないまま
ただ吸い込むように
測り続けた
そして
最後に一つの温度が消えて
残ったのは空気の濁りと
目の残りかすだけだった
僕は思った
あれは見ていたんじゃなく
ただ測っていただけだと
命を物差しのように
そっと突き刺して
- 作詞者
なると金時
- 作曲者
なると金時
- プロデューサー
なると金時
- プログラミング
なると金時

なると金時 の“目という装置”を
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目という装置
なると金時
目は感情を持たず、ただ距離と温度だけを測っていた。
生き物の気配を失った「視線の装置」が静かに夜を満たす。
その冷たさを、音として閉じ込めた暗いミニマル作品。
アーティスト情報
なると金時
なると金時 青春パンクの衝動とLo-fiサウンドの静かな熱を融合。 “ふざけながら本気で生きる”をテーマに、日常の怒りや寂しさ、そして笑いを、ノイズと余白で描き出す。
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