

ずぶ濡れで土砂降りの中
泣きながら家に来た君に
掛ける言葉ひとつ見当たらなくて
ただ綺麗でずっと見惚れてた
続く雨と怠惰な僕で
乾いているタオルなどなくて
買ったばっかのスヌーピーのハンカチを渡した
いつまで続くのDarling
淋しさを抱えたまま居られたならもういいと
自分の為に買った梅グラッセも全部あげるよ
もう酸っぱい苦労はしなくたっていいよ
塩っぱい思いもしないでよ
このまま雨に降り籠められ砂糖漬けの日々を送ろう
美しくて都合のいいこれからだけ閉じこめて
だらしなくていい
甘やかしてあげるから
そして道路のコンクリートは
雨に濡れてグラッセになって
この生乾きの部屋の中
もう君は泣かなくていいように
夢なんてさ諦めていいよ
今はただ甘いつゆだけを吸っていて
見ないでいたいな日々の雨
君は梅を飴玉のようにずっと口の中に残して
楽しい時間は長ければ長いほどいいと言う
いつまで続くのDarling
止まない雨はないとか子供騙しの台詞と
君の為に僕が出来る事ならなんとかしよう
もう酸っぱい苦労はしなくたっていいよ
塩っぱい思いもしないでよ
このまま雨に降り籠められ砂糖漬けの日々を送ろう
懐かしくて悲しみなどつゆ知らないような場所で
ありのままでいい
全部愛したげるから
そして道路のコンクリートは
雨に濡れてグラッセになって
この生乾きの部屋の中
もう君は泣かなくていいように
未来なんて誤魔化して笑い知らんぷりしてさ
くだらない映画の中へ逃げていたいな日々の雨
悪い所を悪いと面白がってダメだねと言い合って
欠点で繋がっている
自由が一番不自由だと知らず
濡れたままで心が風邪を引いちゃわないうちにお風呂まで
一緒に入ったっていい
同じシャンプーの匂いではんぶんこしよう
いつまで続くのDarling
死ぬなら今かなって思うくらい今が好きと
昼まで寝たら今日も雨の中一緒に居よう
もう酸っぱい苦労はしなくたっていいよ
塩っぱい思いもしないでよ
このまま雨に降り籠められ砂糖漬けの日々を送ろう
恥ずかしくて上手く言えなかった湿気た部屋の中で
どこにも行かないで
ねえどこにも行かないで
いつか雨が上がり晴れる季節には
きっとこの恋も終わるでしょう
陽が昇り濡れた道を乾かし砂糖漬けの日々も終わるの
洗い立てで新しい匂いが君を連れ去るまで
それまでは止まないでいて
見ていたいな日々の雨
もう一度ひとり梅グラッセを買って初めて食べてみたけど
もっと酸っぱい方が美味しいのにと思った
- 作詞者
戸塚大響
- 作曲者
戸塚大響
- ミキシングエンジニア
戸塚大響
- マスタリングエンジニア
戸塚大響
- ギター
黒澤志龍
- ボーカル
黒澤志龍, 戸塚大響
- アンサンブル
戸塚大響

杏享クテコ の“雨と梅グラッセ”を
音楽配信サービスで聴く
ストリーミング / ダウンロード