

9月の向日葵のように歩いている
無限回くらい交わらぬような違う日常
大荷物で夜の公園を抜けたら
回る鍋を長い箸で突いた
猫にリードを付け散歩している人に
話しかけてみたら冷たく偶われ
歩き急いでも生き急いでも
先にいってしまったあなたに追い着く事はない
時は流れ東京にはまだ慣れませんが
一人で静寂に耐える時間も必要と思い
あなたにはあなたの生活があるでしょうから
頼ってばかりいられない
この街でも好きな所を見つけ
一昨日観た映画は返しに行こう
心の距離が出来たように感じているのは
ただ自分が変わってしまっただけであったり
でもそう思っていた方が楽だから
無理にイメージも持たずに歩いていたんだ
知りたいと思う気持ちは時には悪で
あの子の大事にしている物や好きや嫌いな事を
背負う事が出来ないのならば背を向けられていても
恨む権利も悔やまれる理由もない
未来を誓うような言葉が時間の経過と共に
約束が果たせずに結果嘘になってしまっても
言葉を吐いていた瞬間は本心だったろうから
その人を責めたりはしたくないもんだ
今日の月の大きさを伝えたくても
写真じゃどうにも分かりにくくて
あなたにはあなたの生活が始まる朝へ
夜明けを待っていられない
朝日の事をどうしても夕日と
言ってしまう癖はそのままでいて
笑わせてくれ
朝はいつもより遠くからでも
電車の音がよく聞こえていて
泣かせないでくれ
この街でも好きな所を見つけ
一昨日見た映画みたいに
泣いていたようなそんな夜ふかしの
先に待ち焦がれた目に浮かぶ朝焼けを
大人になっても忘れないなんて
くだらないよなでもそんな人達と
永遠なんてそんなまやかしを
少し信じてみても別に良いんじゃないかと
死にたくなるくらい素敵な朝日に
呑まれないようにそんな今日を始めるの
- 作詞者
戸塚大響
- 作曲者
戸塚大響
- ミキシングエンジニア
戸塚大響
- マスタリングエンジニア
戸塚大響
- ギター
黒澤志龍
- ボーカル
黒澤志龍, 戸塚大響
- アンサンブル
戸塚大響

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