歌詞

やっと辿り着いたこの場所は

昨日までの僕が見てた

明日にどれだけ近づけてるのだろう

握りしめたハンドルを切って

卑怯な僕を追い越した

昨日に置いてきたやっかみも全部横目に

信号機のないこの道を

過去も未来も

ただ流れていく

案内表示が示すのは

僕の知らない誰かの街

今、風を受けて当てもなく進む

ヘッドライトが

2秒先の居場所を照らした

僕がまだ僕で居られる気がした

手探りなままで曖昧な毎日に

急かされるけど

月を追いかけたあの夜と

同じ言葉を口ずさむんだ

それじゃ、またね

新しい街で会おう

僕とまた

すれ違うあの車に乗る人は

昨日の僕が諦めた

選択肢の先を見に行こうとしてるのだろう

信号機のないこの道を

哀しみすらも

ただ流れてく

カーラジオから聞こえるのは

初めて聞いた懐かしい歌

ゴールに辿り着くだけが人生の

意味じゃないと

朝焼けの色を見て知った

どこかで君も見てるといいな

目覚めても代わり映えのない世界が

広がってるけど

誰も気づかない片隅で

同じ言葉を口ずさむんだ

それじゃ、またね

新しい朝に会おう

僕とまた

どこまでも続くこの道の先に

何があるのか

空に伸びる虹のはじまりも

あるはずがないかと笑いながら

また、風を受けて当てもなく進む

この車と

昨日と今日と明日の世界で

同じ言葉を口ずさむんだ

それじゃ、またね

新しい街で会おう

僕とまた

僕とまた