きらきらするすべてのジャケット写真

歌詞

においだけの海

田上碧

ここから少し南へゆけば、

陸が終わって海があるって

地図曰く、そう

ここから少し南へゆけば、

埋め立てれた海があるって

浜はなく壁が立つ

船がいる

工場の煙突、煙

セミが鳴く夏は見えないけど

海、波、さわぐ

海、波、さわぐ

見えないけど、聞こえないけど

窓辺にかかった葉っぱと枝の間をぬって

空を見たって雲ばかり

昨日このまま少し座って待てば、

月が昇って夜になるって

青くなる街並みを見ていたね

遠くには煙突

いない君がいた夏は見えないまま

海、波、さわぐ

海、波、さわぐ

見えない顔、聞こえない声

ああ、鼻から吸ったら海の匂い

湿度が高いからだろうな

けっこう遠くの海からくる

島が終わる、海がはじまる

見えないけど、聞こえないけど

ああ、鼻から吸ったら海の匂い

湿度が高い夏なら

けっこう遠くの海からくる

揺れるカーテンの網戸の隙間から

海、波、海、波

  • 作詞者

    田上碧

  • 作曲者

    田上碧

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アーティスト情報

  • 田上碧

    ヴォーカリスト。2014年頃より、歌とポエトリーリーディングを軸に、屋外から劇場、ギャラリーまで幅広い場で、その場所固有の風景や空間の音響、状況に根ざしたソロパフォーマンス作品を制作・発表してきた。それらの初期作は、現在の身体的な歌唱スタイルや、景色を即興的に詩と歌にする自身の制作手法『見て呼ぶ』の形成と深く結びついている。2019年、半年間のインドネシア滞在を経て声の即興演奏と作曲に取り組み始め、2020年には歌、語り、特殊発声による演奏を織り交ぜたソロパフォーマンス作品『触角が無限にのびる虫』を発表。2022年以降は自作曲の弾き語りを中心に活動し、2024年にファーストアルバム『きらきらするすべて』をリリース。

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