歌詞

闇の奥に煌めく嘘　僕だけに見えてる真実

瞳閉じても灯るのは　闇すら眩しい虚構

路地裏の街灯は息絶えたままで

漆黒に溺れて　蠢く幻影

人は闇を忌み嫌い　光を渇望する

僕はそこに「在らぬもの」を視るのだろう？

ネオンの残骸が囁いてる

"君の目に映るのは希望？それとも絶望？"

幻じゃないよと君は嘯いた

その声が胸に突き刺さった

闇すら眩しくて

僕らは手を伸ばした

そこに在るはずのない

光を掴みたくて

夜が深く沈み込んでも

君といるなら

怖くないよ　この虚無も

偽りで満たせるから

人は見たいものだけを信じているんだね

闇にすら希望という名の毒を求めて

それはきっと僕らが「生きていたい」証拠

だからこの眩暈を手放さない

鏡に映る顔も　もはや誰だか分からない

でも君の横顔だけは確かに「本物」だった

僕らが祈れば世界は歪むと

君の瞳が嘘をついている

闇すら眩しくて

僕らは歩き続けた

何も見えなくたって

光を創れるでしょう？

世界の果てに堕ちても

君がいるなら

この暗黒さえも

虹色に染まるから

僕らが視ている光は

誰にも奪えない

僕らの妄想が生み出す

確かな蜃気楼だから

"本当"なんてもういらない

"綺麗な嘘"をもっと頂戴

闇すら眩しくて

僕らは指を絡めた

そこに在るはずのない

光を抱きしめた

君と描く虚構なら

どんな真実も

眩しすぎて見えない

溢れる偽りで

君と拾った星屑

記憶に沈む銀の嘘

心に刺さる月の破片

静寂に踊る光の影

夢の隙間に咲く造花