Lyric

仔山羊の娘レイラ 暗い屋敷の中

とうに一人遊びは飽きてしまったわ

どこから来たのレイラ 記憶は闇の中

それより探したいのは今日の朝御飯

仔山羊の娘レイラ 霧の森の中

風変わりな男が行き倒れていた

「俺は旅人 だがご覧の有様

道半ば情けないな 笑うがいいさ」

「はぁ、冗談じゃない モーニングの度に

あなたの亡骸なんか見ていられない

さぁおいでなさい くたばる前に

私の遊び相手になりなさい」

Ah レイラ レイラ

埃被ったカトラリーを拭う時が来た

Ah レイラ レイラ

チェスの駒が白黒ある意味を知った

ある日 彼は語った 孤独な冒険譚

目を丸くして聞いた あなたはまるで勇者

ある時 彼は病んだ 余命はいくばくか

故郷よりの願いは 果たされなさそうだ

「はぁ、冗談じゃない モーニングの度に

思い出しそうで後味の悪い

さぁおいでなさい 書斎のどこかに

眠る治療法 必ず見つけるわ」

Ah レイラ レイラ

埃被ったヒストリーを開く時が来た

Ah レイラ レイラ

知りたくなかった忌まわしき秘密を知った

仔山羊の娘レイラ 彼女の正体は

この地に封じられた 災いの魔女だった

その邪悪な力は 国を滅ぼした

他でもないあの男の故郷だった

「そんなの知らない モーニングの前に

燃やしてしまおう バレぬようこっそり」

本棚の隙間に 隠してたはずの

それは爪で無惨に引き裂かれていた

Ah レイラ レイラ 知られてしまった

この過去を拭う資格は無いわ

Ah レイラ レイラ 目覚めてしまった

忌まわしき秘密の力

仔山羊の娘レイラ 彼女は生き延びた

燃える瓦礫から 男に守られた

あぁ今更気づいた とっくにあなたは

復讐なんか どうでもよかったんだわ