

景色は変わり 窓を開けると
重たい風が 頬をなぜる
到着の汽笛 終わりの始まり
知らない街へ 私は売られた
この身は小さくても
犯された罪のコトは
今も肌で感じてる
もう世の末なんて興味はない
信じない 信じられないよ
気がつけば 涙を拭う
ことさえ忘れていた
悲しんだり 喜んだり
私には何も残されてない
「望んで、望んで手に入るものは、本当に私を救ってくれるの?」
光を断つ 街路樹の影で
一人の少年と 目が合った
盗みを犯し 走り行く少年
一瞬に風が 止んだよう
枯れた涙が 流れたのは
もう少し 後のこと
私を追ってきた 少年は
現実と虚勢に 散ってゆく
差し伸べられた 小さな手が
雨の中 幻と消えた
「私は生まれたこの世界で、全てを奪われるような気がして…」
重たい足音が 廊へと響く
閉ざされた部屋 何かを失って
震える声で 叫び続けた
何もかも 何もかも もう…
その小さな体を 真っ赤に染め
辿り着いた場所には
ワタシはもういない
ごめんね
最期だけは笑顔で…
眠るように 祈るように
世界はまた 頷いた
「いつかまた、ワタシが生まれるその日まで…」
―世界のほんの一握り
小さな少女の物語―
- 作詞者
Kine Lune
- 作曲者
Kine Lune
- プロデューサー
Kine Lune
- ボーカル
Kine Lune

Kine Lune の“到着の汽笛”を
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アーティスト情報
Kine Lune
作詞、作曲を手掛けるアーティストプロデューサー ポップ&キャッチーなメロディー。言葉遊びで表現し、一聴しただけで思わず口ずさんでしまう歌で世代に圧倒的な支持を得ている。
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