Lyric

自分に言って聞かせてたんだ　仕方ない　今更なんだって

なまじ人より得意だった　夢見てそれが傷になった

怱忙さを撒き散らして　自己辯護に汗を流した

必死に願った雨なのに　「暇だな」なんてぼやいていた

悠久に感じた時が　有限だとは気づかなくって

あの時こうしていればって　答えの無い問いばかりを解いた

焦燥する僕を置いて　体が先に錆び付いたんだ

それでも　それでも

忘れたいような遠い記憶と　足掻いた毎日が僕の誇りだった

折れ曲がった軌跡だったとしても　もう一度折って前の方へ向けるんだ

そうやってこの先へ行けるじゃないか

私だってわかってるんだ　柄じゃない　向いてないんだって

なまじ人より好きになった　気づけばどん底にいたんだ

環境論振りかざして　自己欺瞞に汗を流した

待っていたはずの祭日に　「暇だな」なんてぼやいていた

何回も払ったツケが　返せぬほどに膨れ上がって

あの時こうしていればって　答えはとうに出尽くしたんだ

もう一歩遅すぎたって　私が一番わかってるんだ

それでも　それでも

離せないような遠い記憶と　出会いの毎日がいつもそこにあった

崩れさった旅路だったとしても　もう一歩引いて前の方へ飛べるんだ

そうやってこの先へ

机上にあった本は　主人公を待ちわびているんだ

それがどうした　僕なりに汗は流した

そうさ　才能とかセンスとか　そんなもの持っていないんだよ

それでも　好きだって言えるから

忘れたいような遠い記憶と　足掻いた毎日が僕の誇りだった

崩れさった旅路だったとしても　遠回りだってよくて

明日なんかではなくて　今日なんかじゃなく　今　走り出すんだ