Lyric

孤独に苦しんでるお前

絶望の中で動けない

でもな、それはな――

お前が“自分”を生きてるってこと

群れに紛れて

自分なんか捨ててしまえば

楽になれる

笑ってるフリだってできる

でもお前は…

それをしなかった

思い出せ

心の奥にいるあの頃の自分を

10歳くらいの小さな自分を

何度も裏切ったかもしれない

置いてきぼりにしたこともあっただろ

けど――

お前はそいつを

生贄にはしなかったはず

その痛みは、本物

心が裂けそうな夜

何度も越えてきただろう

“なんで生きてんのか分かんねぇ”…

そう思った日もあったはず

人生なんて苦しいもんだ

むしろ、苦しみがスタートライン

生み出すために

生きてるんだからな

逃げるのは簡単

煩悩にまみれて

欲望に溺れて

笑ってればいい

でもそれは――

小学生でもできること

でもお前は逃げなかった

それができなかったんだよな

だから、今こんなに苦しいんだ

それでいい

それで正解だ

お前はちゃんと

人生と向き合ってる

ふざけてねぇよ

誤魔化してねぇ

生きてるんだよ、本気で

人は一人で生まれて

一人で死ぬ

その孤独を

怖れずにかかえてるお前は

ちゃんと “親” に近づいてる

そういうやつが

自分の中の“子ども”を守れるんだよ

なぁ、聞いてくれ

今でもお前は

その大事なもんを

まだ抱えてるんだろ？

だから孤独を感じられる

だから苦しい

それでいい

それが、お前が

“自分を生きてる”って証だ