歌詞

あなたに花

季節の変わり目 心の割れ目

僕は涙目で

言葉の色が見えた あなた冷たくて

綺麗なものがほんとは目当てなら

せめてもの花 あなたに花

傷つきたくないが理由の目隠しのはずなのに

当たり前に今日も傷ついて

息も絶え絶えな夜に

月明かりだけは煌々(こうこう)と

ぼやけたって 滲んだって

在る物はそこに在る物

失った 失えた

もう戻らないこその二人のあいだ

手に手の手を今頃 今こそ 探すんだ

いたずらに周る煙に落ちる

涙を隠したことにした

綺麗なものが霞んで見えぬとも

せめてもの花 あなたに花

息も絶え絶えな夜に

月の光が燦々と

ぼやけたって 滲んだって

在る物はどこに在る物？

失った 失えた

もう戻れないこその僕らの間

手に手の手を今頃 今こそ

傷つけて 痛んで

優しく 温めて

幸せの残り香 思い出の亡骸

あなたの燃え殻 深く吸い込んだ

息も絶え絶えな夜に

昨日の記憶が哀哀と

薄れたって 消えたって

在る物はここに在る物

失った 失った

もう戻らないこその二人の愛だ

あと少しだけここに居させて

それか揺蕩ってどこか遠くへ

きっともう戻れないこその二人のあいだ