

わたくしは
雨に 負けました
負けました
負けました
それでも なお
ここに おります
わたくしの 身体は
雨に ほどけ
風に 吹かれて
ばらばらに なり
その ひとつ ひとつを
拾い集めて
また わたくしを
作って おります
雨に 負けても
よろしいのでしょうか
風に 砕けても
よろしいのでしょうか
それでも ここに
おりますことを
それでも ここに
おりますことを
わたくしは
人のために なれず
人の 幸せに
心 ざわつき
羨みを 飲み込みながら
それでも 笑って
おります
デクノボーに
なれなんだ
なれなんだ
なれなんだ
心に 欲が
あるかぎり
なれなんだ
なれなんだ
名も 要らぬと
申しながら
名を 呼ばれたき
夜が ございます
その 声にならぬ
声を
雨が 聞いて
おります
わたくしは
雨に 打たれ
少しずつ
なくなって おります
それでも
まだ
おります
- 作詞者
Liminal Reverie, shintaro
- 作曲者
Liminal Reverie
- プロデューサー
shintaro
- 共同プロデューサー
Liminal Reverie
- プログラミング
Liminal Reverie, shintaro

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デクノボーになれなんだ
Liminal Reverie
雨の中で立ち続けることは、
強さの証ではなく、
ただ崩れきれなかった結果なのかもしれない。
何も求めず、
誰にも気づかれず、
静かに在り続けること。
それは美しく見えるが、
実際にはとても遠く、
容易に辿り着けるものではない。
心のどこかに残る欲や迷いは、
何度も足を止め、
自分を引き戻す。
それでも、
完全に壊れてしまうこともできず、
ただここに在り続けている。
何者にもなれなかったまま、
それでも消えきれない存在として。
これは、
その場所にとどまり続ける者の記録である。
アーティスト情報
Liminal Reverie
**Liminal Reverie(リミナル・レヴェリー)**は、 「現実と夢のあいだ」をテーマにした インストゥルメンタル・プロジェクト。 昼と夜のあいだ。 賑わいのあと。 現実と夢が、まだ分かれきらない瞬間。 そこに残る気配、余韻、空気を音にする。 和と洋、対になる二つの軸を持ち、 和:江戸lofi 洋:Liminal Reverie それぞれ異なる世界観で楽曲を制作している。
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