Lyric

言葉にならない想いが

胸の奥で小さく震えてる

笑えない夜の匂いがして

誰にも見えない涙がこぼれそうで

大丈夫って言い聞かせて

平気なフリに慣れてしまった

強がってばかりじゃ苦しいね

一人きりの部屋　息が詰まるよ

もしもうまく泣けないなら

心の鍵をカチッと開けて

優しい雨みたいに落とせばいい

誰にも知られなくても

それだけで少し軽くなるから

あの日の失くした言葉が

ずっと胸で眠れずにいる

忘れたフリをしてもいいけど

本当は抱きしめてあげたいんだ

「大切」って言えなかった声も

「ごめんね」って届かなかった想いも

全部まとめて無理に閉じないで

苦しいままじゃ進めないから

涙にならない痛みたちを

そっとほどいてあげればいい

無理に強くならなくてもいいよ

ちゃんと傷は呼吸してる

泣くことは弱さなんかじゃない

いつか笑える日が来るなんて

今は思えなくていい

でも手のひらを開けば

まだあたたかいものがあるよ

ねえ、うまく泣けない夜に

心の扉を少しだけ開いて

溢れなかった涙の代わりに

未来の自分を抱いてあげて

それでも明日は進んでいくから

深呼吸ひとつでいい

ゆっくりでいい

ちゃんとあなたは生きてるから