声と手のジャケット写真

歌詞

水底から見上げた世界

ふじたゆかり

ある朝の少女は 空に向かい石を投げた

空は深く 水は高く 少女の背では届かない

おまえは悪魔の子 大人が指さした

わたしは悪魔の子 もう一つ石を投げた

あぁ 叫んでも 声はただ空に響くだけ

あぁ この歌は わたしに向けて歌う希望の歌

雨上がりの日の少女は 池のなかを覗き込んだ

水に映る鳥を見つめ 空に向かい両手広げた

わたしもあんなふうに大空飛べたなら

浮かんだ白い雲 少し滲んで見えた

あぁ 歌声は 山をのぼり谷へ消えてった

あぁ 歌声は いつのまにか泣き声に変わっていた

わたしを撫でた手は しわの多い手だった

優しいあの人は 光る星になった

あの人が最後にかけてくれた魔法

『おまえは強い子だ誰にも負けない』

あぁ 歌声は 山をのぼり谷へ消えてった

あぁ 歌声は いつのまにか泣き声に変わり

あぁ 叫んでも 声は ただ空に響くだけ

あぁ この歌は わたしに向けて歌う希望の歌

  • 作詞者

    ふじたゆかり

  • 作曲者

    ふじたゆかり

声と手のジャケット写真

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ふじたゆかり、1st album。

アーティスト情報

  • ふじたゆかり

    言葉と余韻と空白に重きを置き、ピアノと声のみの演奏を行っている。 歌は祈り。静謐を望む日々。 自然な呼吸ができる音楽を世界の端っこで生きる人々、そして自分自身のために。 現在は関西と四国を中心に、全国でライブ活動を行う傍ら、毎週木曜日21時からは自宅からのライブを配信中。

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