歌詞

< 演奏 >

冷たい街に沈んでく空

さびた風が心の奥をなぞる

時間が刻々と過ぎ去って行って

呼びかける声が　時を揺らした

僕が見ていた日々に意味があるの？

見ていたはずの景色 視界がぼやける

重ねた日々 触れられずに

どこへ どこへ 行くの

これは誰のせいだ誰のせいにしちゃえば

いいのって

そうやって言い聞かせるのは もう慣れたよ

夜は静かに街を照らすのに

僕は思い出を隠すばかり

これは誰のせい？涙のせい？

いや、きっと記憶のせいだ

泣いたって笑ったって進んでいく毎日

この気持ちだけが置いてけぼりで

何度もなぞったって届かない声

忘れられないまま時だけが過ぎる

< 演奏 >

灰色の雲に隠された青

雨の匂い傷跡に似た夜の灯り

痛みがぽつりぽつり音を立て始め

忘れかけた声が胸に触れた

僕が過ごしてた日々に意味があるの？

終わりを告げた景色 記憶がにじむ

消えた声 雨の鼓動

過去も 今も混ざり

これは誰のせいだ誰のせいにしちゃえばいいんだって

そうやって誤魔化す日々はもうやめたよ

雨は時間が経てば晴れるのに

僕は涙で顔が腫れるばかり

これは誰のせい？涙のせい？

いや、きっと雨のせいだ

泣いたって笑ったって変わらないのに

雨にまぎれて消せるのならって

何度も願ったって沈んだままで

濡れたガラスに そっと そっと

泣いたって笑ったって気づかれないまま

痛みを見せる強さもなくて

一度だけでいいから虹がみたい

せめて誰かの記憶に触れたい

< 演奏 >