Lyric

夏服をそろそろだしましょう

少し着飾ってみたくて

すごく気に入ってるの　そのリボンも

ねえ、過去の罪も後悔も

着こなせる気がして

いまならぎゅっと

抱きしめてみせて？

あなたの血を拭う、私のセーラー服の裾に泣きついて

わめいてもなにも変わりはしないのに

やさしく針を縫い、褪めたこの皮膚を

あなたも欲しいの？

それでいいなら

機械仕掛けのおしゃれな髪飾り

あなたとおそろいに編んだ髪

ほつれたボタンの糸とか

ぜんぶ、いたいよ

あなたの血を拭う、私のセーラー服の裾に泣きついて

わめいてもなにも変わりはしないのに

やさしく針を縫い、褪めたその皮膚を

わたしがなぞるの

こんなはずじゃなかったって…(笑)

胸倉をつかんで服を煽いでいる

あなたのその仕草に胸がざわめきだして

さわやかな、群青に溶け込むあなたの長い髪の、

匂いで胸がざわめきだして

私の名前を呼んで不器用にはしゃぐ

あなたの笑い声で胸がざわめきだして

私のうでの乾いた血を覆うように

ねむるあなたの、胸がざわめきだして…

それでよかった