Lyric

季節はさらに厳しさを増して

私の過去を抉っていく

堪えた涙は意味もなく

鼻の奥を痛くするだけ

自信なんてないよ

思うこともないよ

受け入れるのに時間がかかるから

味方なんて居ないよ

傘もささず額の

汗ばかり気にしている

懐かしいあの頃の面影は

シャッターと共に消えていった

貴方の顔すら朧気になって

掴もうとする度引き裂いた

私は今、生きている

青い記憶は眩しさを増して

私の脳を壊していく

指折り数えてキリないな

迎えた朝が虚しいだけ

愛されたかったよ

優しさ欲しかったよ

言葉を受け取る覚悟がないから

破り忘れたカレンダー

現実に引き戻されんだ

平気なフリをしている

伝えたいことなんて何も無い

真っ逆さまに落ちていった

醜い私に手が伸ばされても

それすら傷付けてしまうだけ

私は何故、生きている？

背中を押す言葉よりも

背中をさする言葉が欲しかった

独りよがりの呟きも

勝手に終わる物語も

全部生きる意味になり得ないんだよ

始まりの今日を終わりたくない

終わりの明日を迎えたくない

奥歯を鳴らして凍えてでも

倒れないように前へ進む

懐かしいあの頃の面影は

シャッターと共に消えていった

貴方の顔だけ朧気になって

掴もうとしたら散ってしまった

それでも、私は今、生きている