Lyric

苦し紛れについた嘘がいつか私を救ってくれるだろうか。

また同じ悩みの延長に立っている。

悲しくて目をつぶった私は、居なくなった飼い猫の姿を探す。

ベッドの足下、やたらと空白だな。

誤魔化しきれなかった愛情。

ラインのアイコンは青空。

ロックをかけた理由はね、君を悲しませたくなかったから。

それでも息をしていく

手を繋いだのは誰だ？

「いつか死ぬなら今でもいい」なんて悲しい言葉じゃないか。

「誰かが生きたかった今日」という言葉が嫌いだった。

だから何も言えなかった。

あなたと笑ってたんだ。

ハッピーエンドが嫌いだった、現実主義のつもりなんだ。

電話の着信に怯えていた、日々はずっと薄暗かった。

ここ以外では生きてる意味など恐らくないと思っていた。

必要とされることに慣れていなかった。

他人が怖かった。

優しい言葉を使えば、優しくなれると思っていた。

1と0を繰り返して、進めないままでここに立ってる。

それでも息をしている。

手を離したのは僕だ、

「悲しくなりました、あなたがいなきゃ僕はこんなに弱いか。」

繋いで居れるなら、また会えるなら、何も歌わないから。

あなたに寄り添って手を繋ぐから。

ねえ、こんなのダサいかな。

あなたが選んだ世界にこんな歌ができたよ。

4曲入りの下手な唄はまだあなたを救えてますか。

あなたが嫌った世界にこんな色が付いたよ。

私はずっと、ここで色を描いてるよ。

それでも息をしている。

それでも息をしていく。

それでも息をしている。

手を繋いだのは僕だ。

「いつか死ぬなら今でもいいなんて、ねえ怖いこと言うなよ。」

「誰かが生きたかった今日」を繋いでここに立っているよ。

折れた傘さして連れて行くよ

光の差す方へ。

苦し紛れに付いた嘘が、いつか僕らを救ってくれるだろうか。

また同じ悩みの延長に立っている。

柔らかい朝、目覚めた私は居なくなった君の姿を探す。

ベッドの左は、今でも空白だな。