Steel Tower Front Cover

Lyric

Steel Tower

Ryota Kanai

風を切って鈍く鉄塔

吹き抜けていくほど

乾いた日々は伽藍堂だ

奪われていく温度

遥か上空 荒い息で

この胸を刺す鼓動

何かが今光った

掴みかけた手

吹き捲く風の中

砂が舞って響く雑踏

黒い影は頭上

唸りを上げ 横切った

揺れる空 遊歩道

今もまだ鳴り止まない

夢の続きを追う

垂れ込めたモノクローム

どこまで行くのか知らないまま

失った空を覆い尽くすように

緩慢な午後の低い雲

引き寄せられるように

まだ見つからないのに

浮かぶ

面影の迷子 同じ道を

夕暮れの鐘がこだまする

流れて行く景色

夢の中眠る街

辿る

元いた場所もいつしか忘れ

うつろな日々に輪を描く

あてどなく彷徨い

まだ見つからないのに

遠く

夕闇の空は風を集めて

錆びれた塔を打ち鳴らす

廻る一羽の鳥

気が付けばまた一人

風吹く帰り道

いつかと同じように

辿る

  • Lyricist

    Ryota Kanai

  • Composer

    Ryota Kanai

Steel Tower Front Cover

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    Steel Tower

    Ryota Kanai

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