NAKAMURAのジャケット写真

歌詞

Word

Siryu, shumax

上手いこと言えない in my brain

口出せない シンプルなフレーズ

悩み事打ち明ける friends

企むplan 心の中にflame

描く未来 ノートに書く期待

汗走らす額 これ続けたい

嘘つかない 俺は俺を裏切らない

わかってんだろ このゲーム

My step,my step 忘れんな

ようやく辿り着いた表現法 like 手塚

俺が描けば ノートにつけんなよ値札

そんな自信はないけどね

言えないことこれで伝えた

俺の少ない手持ち、手札

描写していく刹那 忘れんな

流れ理解されずのword play

歌詞を書いて 遊んでうまくいくそれだけ

簡単言えないこと伝えるんだ。それだけ

ペンとノートにマイク 言えないことあるんだよ シラフ

これじゃラフに伝えられる

口に出す想い 歌詞にする全部

Paperにpenにvoice

下手に書いた文字でmake

無視する連絡 レックブース前でtake

開くページ 広げるゲーム

24hのレース

祈るよ ただ今もいつか気づかされる気が

田舎町で嗅いだflavor

記憶残る 描写するpaper

減るmeter ビート乗るracer

県外山奥REC てか

うるさい情報遮断 ワンパターンで簡単こんな遊び他ない

君に想い伝える

L食わずでも言える

回るサイクル 俺知ってる

こんな遊び他ない

流れ理解されずのword play

歌詞を書いて 遊んでうまくいくそれだけ

簡単言えないこと伝えるんだ。それだけ

ペンとノートにマイク 言えないことあるんだよ シラフ

これじゃラフに伝えられる

口に出す想い 歌詞にする全部

  • 作詞

    Siryu

  • 作曲

    shumax

  • プロデューサー

    shumax

  • ラップ

    Siryu

NAKAMURAのジャケット写真

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NAKAMURA

Siryu, shumax

ラッパー・Siryuとビートメイカー・shumaxによる共作アルバム『NAKAMURA』が、2月26日にリリースされた。
 地元である淡路島で活動を始めた二人は2023年12月にEP『タイラ』、2024年12月にEP『Avis』、他シングルを断続的に発表。繊細ながらも時に投げやり、時に退廃的ですらある内面を鮮明に描き出しSpitするSiryuのラップと、抑えられた音数の中に一癖あるshumaxのビートとのシンプルな調和が、ある種ユニークな存在感とエネルギーを発してきた。
 そして初のアルバムとなる今作では、そのエネルギーがより前向きに、より外部に向かって放たれる。Siryuの内省的なリリックにはより具体的で耳に残るフレーズが増え、shumaxの多彩なビートに独特なドライブ感を生み出す。四つ打ちで「足りてないのかもね 描く空 足りてるのはどれ 一人もがく今」と不安定な心理を綴る「if」や、ジャージークラブのビートで鬱屈とした心情をストレートに映し出す「Process」等は、特にその強い個性がうかがえる。
 なお客演は前作『Avis』に続き同郷のSILENT KILLA JOINT、また今作のミックス・マスタリングも手がけたbuchiという、地元・淡路島で結びついた面々で固められた。そうして等身大の創造性と関係性の中で作られた『NAKAMURA』は、それゆえ人一人の赤裸々な内面とそのうねりが、時に作り手の想像を超えて跳躍する音楽表現に昇華される可能性を示した一作となっている。
 人の心は本来的に不定形であり、苦悩や惑いを繰り返すものだ。だからこそ、その断片が敷き詰められたこの音楽はきっと響き渡る。例えば孤独な苦悩を抱えたどこかの誰か、その小さな一室まで。

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