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歌詞
Not wasted (feat. SILENT KILLA JOINT)
Siryu, shumax
時が進んで忘れてる my way
掠れて滲んだ 思い出のone day
少ない友達とマズい葉巻き
まわした後音に変える形
好きな音楽、好きな友達
でも満たされてないんだ 俺たち
数千円握り 街に出たり
親に言えない あの夜のハナシ
掠れた声 体売って作るお金
あの娘に奢られても嬉しくないね
光るスマホ 終電気にする毎夜
Bad day, good day交差する
引き返せない 自分信じて貫く
無駄な日なんてないと信じる
俺は未だpenを握ってる。
Pain誤魔化してスタジオ
無駄じゃないとそう思う今も
みんなで集まりまわすレコードとアレも
無駄じゃないよ
止まった時計 動かすとこ
走らすペン 今日ぐらいあいつのこと想う
少ないダチの幸願う
上がるための歌詞を今日は描こう
電気 止まった団地の部屋
パパは死んだって言った母親
俺を殴った義理の父親
何かが壊れたそんな気がした
割れたガラスの欠片を集め
一枚ずつ元ある場所ハメて
溜めてた 気持ち滝みたい 流れ
欠けてる部分探すような人生
明るい夜も暗い朝も
1人で食べた 冷凍ご飯も
今があるのは過去の出来事で
いつか幸せになるためのこと
あれがあったから今がある
と思う炊き立ての飯が今日も香る
守るものも増えたこのごろ
壊れないようにそっと運ぶ
Pain誤魔化してスタジオ
無駄じゃないとそう思う今も
みんなで集まりまわすレコードとアレも
無駄じゃないよ
止まった時計 動かすとこ
走らすペン 今日ぐらいあいつのこと想う
少ないダチの幸願う
上がるための歌詞を今日は描こう
- 作詞
Siryu
- 作曲
shumax
- プロデューサー
shumax
- ラップ
Siryu
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ストリーミング / ダウンロード
NAKAMURA
Siryu, shumax
- 1
Word
Siryu, shumax
- 2
23' (feat. buchi)
Siryu, shumax
- 3
if
Siryu, shumax
- 4
Spit
Siryu, shumax
- 5
Journey
Siryu, shumax
- 6
UP
Siryu, shumax
- ⚫︎
Not wasted (feat. SILENT KILLA JOINT)
Siryu, shumax
- 8
Float
Siryu, shumax
- 9
skit
shumax
- 10
Attain
Siryu, shumax
- 11
Process
Siryu, shumax
- 12
My Flow
Siryu, shumax
ラッパー・Siryuとビートメイカー・shumaxによる共作アルバム『NAKAMURA』が、2月26日にリリースされた。
地元である淡路島で活動を始めた二人は2023年12月にEP『タイラ』、2024年12月にEP『Avis』、他シングルを断続的に発表。繊細ながらも時に投げやり、時に退廃的ですらある内面を鮮明に描き出しSpitするSiryuのラップと、抑えられた音数の中に一癖あるshumaxのビートとのシンプルな調和が、ある種ユニークな存在感とエネルギーを発してきた。
そして初のアルバムとなる今作では、そのエネルギーがより前向きに、より外部に向かって放たれる。Siryuの内省的なリリックにはより具体的で耳に残るフレーズが増え、shumaxの多彩なビートに独特なドライブ感を生み出す。四つ打ちで「足りてないのかもね 描く空 足りてるのはどれ 一人もがく今」と不安定な心理を綴る「if」や、ジャージークラブのビートで鬱屈とした心情をストレートに映し出す「Process」等は、特にその強い個性がうかがえる。
なお客演は前作『Avis』に続き同郷のSILENT KILLA JOINT、また今作のミックス・マスタリングも手がけたbuchiという、地元・淡路島で結びついた面々で固められた。そうして等身大の創造性と関係性の中で作られた『NAKAMURA』は、それゆえ人一人の赤裸々な内面とそのうねりが、時に作り手の想像を超えて跳躍する音楽表現に昇華される可能性を示した一作となっている。
人の心は本来的に不定形であり、苦悩や惑いを繰り返すものだ。だからこそ、その断片が敷き詰められたこの音楽はきっと響き渡る。例えば孤独な苦悩を抱えたどこかの誰か、その小さな一室まで。