NAKAMURAのジャケット写真

歌詞

Attain

Siryu, shumax

持てるでっかい夢

でっかいスタジオに仲間それだけ

Daydreamじゃない 俺らの夢

少ない友達と分ける金

真面目にふざけたいだけ

上げたい地元 お前まで

周りの目が悩みの種

これで抜け出すだけ俺らの夢

俺らは夢見ているstar

可能性こぎつける数%

後付け いらね 今がfever

割るソーダにもらったよseeker

変わらんないだよ 今は

変わりたいから歌詞書いた

Gang gangでもないからシンプル

ラップしてなきゃ俺は珍獣

ラフに生きる 今、仲間をkeep

好きなスタジオに好きな奴といる

言い訳ばっか屍の上建てる俺らのスタジオもしくはビル

機材はcheapでも音の中自由

やめない理由 集めるサイクル

あの人ができないことを俺らがやる

持てるでっかい夢

でっかいスタジオに仲間それだけ

Daydreamじゃない 俺らの夢

少ない友達と分ける金

真面目にふざけたいだけ

上げたい地元 お前まで

周りの目が悩みの種

これで抜け出すだけ俺らの夢

かき集めて kick verse

開く扉 こじ開ける今

Relax暇ない カラカラ喉潤すための俺らのwater

インタビュー受けて過去のこと笑う

「大丈夫」若い奴元気づける

やめてるdrugの話 妄想膨らむ

描く音に載せる 白紙

コーラにペプシ cheapな食事

でも豪勢な音色だ周り

路地裏じゃないstudio

堂々とした身なりと友達

年齢、場所関係なし

これは始まりから終わりだし

Realにしたいんだこの日々

無駄にさせない かき集めた未知

持てるでっかい夢

でっかいスタジオに仲間それだけ

Daydreamじゃない 俺らの夢

少ない友達と分ける金

真面目にふざけたいだけ

上げたい地元 お前まで

周りの目が悩みの種

これで抜け出すだけ俺らの夢

  • 作詞

    Siryu

  • 作曲

    shumax

  • プロデューサー

    shumax

  • ラップ

    Siryu

NAKAMURAのジャケット写真

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NAKAMURA

Siryu, shumax

ラッパー・Siryuとビートメイカー・shumaxによる共作アルバム『NAKAMURA』が、2月26日にリリースされた。
 地元である淡路島で活動を始めた二人は2023年12月にEP『タイラ』、2024年12月にEP『Avis』、他シングルを断続的に発表。繊細ながらも時に投げやり、時に退廃的ですらある内面を鮮明に描き出しSpitするSiryuのラップと、抑えられた音数の中に一癖あるshumaxのビートとのシンプルな調和が、ある種ユニークな存在感とエネルギーを発してきた。
 そして初のアルバムとなる今作では、そのエネルギーがより前向きに、より外部に向かって放たれる。Siryuの内省的なリリックにはより具体的で耳に残るフレーズが増え、shumaxの多彩なビートに独特なドライブ感を生み出す。四つ打ちで「足りてないのかもね 描く空 足りてるのはどれ 一人もがく今」と不安定な心理を綴る「if」や、ジャージークラブのビートで鬱屈とした心情をストレートに映し出す「Process」等は、特にその強い個性がうかがえる。
 なお客演は前作『Avis』に続き同郷のSILENT KILLA JOINT、また今作のミックス・マスタリングも手がけたbuchiという、地元・淡路島で結びついた面々で固められた。そうして等身大の創造性と関係性の中で作られた『NAKAMURA』は、それゆえ人一人の赤裸々な内面とそのうねりが、時に作り手の想像を超えて跳躍する音楽表現に昇華される可能性を示した一作となっている。
 人の心は本来的に不定形であり、苦悩や惑いを繰り返すものだ。だからこそ、その断片が敷き詰められたこの音楽はきっと響き渡る。例えば孤独な苦悩を抱えたどこかの誰か、その小さな一室まで。

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