NAKAMURAのジャケット写真

歌詞

My Flow

Siryu, shumax

得るために捨て 俺ら捨てるために得る

アレもこれも捨てて初め

「何も変わらないぜ」ってマイメン

クソみたいな景色変えたくて走りきるよ3ページ

俺はわかってるからあれも捨てて平気

空をみる ひとりでいる

でもひとりじゃない

当たるライト 制作はタイト

廻るマネー 信じてるよ どれくらい

明日何時 朝までも続くよ歌詞

俺は変わらない

クソダサいこともしたけど無駄じゃない

オーライ あいつの電話でもらう

行ったり来たり田舎から都会だよまた

時間が溶けてゆく like a butter

俺らスタジオの中

うまくいくって信じてるよ今

得るために捨て 俺ら捨てるために得る

アレもこれも捨てて初め

「何も変わらないぜ」ってマイメン

クソみたいな景色変えたくて走りきるよ3ページ

俺はわかってるからあれも捨てて平気

いつ買うんだ 新品のCP

夢は膨らむ

パンパンのバックもわかってるよ

今は捨てれる

愛してるよ 周り環境

ウゼェ奴無視して走る道路

やりたくないことはしない

夢を見てる今日も

Back to studio

景色モノクロ 色をつけるパレット

お前が捨てたもので作ろう

終わらせない空想

この曲ができたことが証で勲章

変わり続けてくよmy flow

得るために捨て 俺ら捨てるために得る

アレもこれも捨てて初め

「何も変わらないぜ」ってマイメン

クソみたいな景色変えたくて走りきるよ3ページ

俺はわかってるから俺も捨てて平気

  • 作詞

    Siryu

  • 作曲

    shumax

  • プロデューサー

    shumax

  • ラップ

    Siryu

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NAKAMURA

Siryu, shumax

ラッパー・Siryuとビートメイカー・shumaxによる共作アルバム『NAKAMURA』が、2月26日にリリースされた。
 地元である淡路島で活動を始めた二人は2023年12月にEP『タイラ』、2024年12月にEP『Avis』、他シングルを断続的に発表。繊細ながらも時に投げやり、時に退廃的ですらある内面を鮮明に描き出しSpitするSiryuのラップと、抑えられた音数の中に一癖あるshumaxのビートとのシンプルな調和が、ある種ユニークな存在感とエネルギーを発してきた。
 そして初のアルバムとなる今作では、そのエネルギーがより前向きに、より外部に向かって放たれる。Siryuの内省的なリリックにはより具体的で耳に残るフレーズが増え、shumaxの多彩なビートに独特なドライブ感を生み出す。四つ打ちで「足りてないのかもね 描く空 足りてるのはどれ 一人もがく今」と不安定な心理を綴る「if」や、ジャージークラブのビートで鬱屈とした心情をストレートに映し出す「Process」等は、特にその強い個性がうかがえる。
 なお客演は前作『Avis』に続き同郷のSILENT KILLA JOINT、また今作のミックス・マスタリングも手がけたbuchiという、地元・淡路島で結びついた面々で固められた。そうして等身大の創造性と関係性の中で作られた『NAKAMURA』は、それゆえ人一人の赤裸々な内面とそのうねりが、時に作り手の想像を超えて跳躍する音楽表現に昇華される可能性を示した一作となっている。
 人の心は本来的に不定形であり、苦悩や惑いを繰り返すものだ。だからこそ、その断片が敷き詰められたこの音楽はきっと響き渡る。例えば孤独な苦悩を抱えたどこかの誰か、その小さな一室まで。

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