紫陽花のジャケット写真

歌詞

紫陽花

古田愛弓

冷たい風を纏った 止まない雨を諦む

五月蝿い雑多な音を 消えない夢に呑み込む

知らない声を拾った 止まない雨が消し去る

小さい傘を広げた 幼い彼は何処へ

美しく温度も無い 麗しい刹那だけを

愛してる 唯 揺れている

儚げな言葉も捨てて

艶やかな紫色の 小さな花を湛えて

佇む貴方に焦がれて 唯 雨に濡れている

小暗い空は低く 知りたい声は遠く

止まない雨は更に か弱い光を呑み込む

味気無く湿度も無い 景色さえ変えてしまう

憂鬱で 尚 愛おしい

潤った世界と共に

艶やかな薄青色の 小さな花を湛えた

可愛いあの子が笑った もうすぐ夜がやって来る

艶やかな紫色の 小さな花を湛えて

佇む貴方に焦がれて 唯 雨に濡れている

冷たい風を纏った 止まない雨を諦む

拙いあの日の歌は 紫陽花の頃に聞こえる

  • 作詞

    古田愛弓

  • 作曲

    古田愛弓

紫陽花のジャケット写真

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