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歌詞

ずっと友達だぜ

リハビリたち

傷付いたり 傷付けたり

一体いつまでこんなこと

繰り返していくんだろうね

本音なんて 言えないよな

痛みの理由を聞いてみても

出来るのは分かった気になるだけ

歳を取って 太ったよな

丸くなったお前の背中が

なぜだかあの頃より小さく見えるよ

出口なんて 見えないよな

涙の理由を聞いてみても

分かるのは疲れていることだけ

終わってくことだけが

決まってることとして

勝手には死なない

不便な身体と壊れた心

今何を考えてるんだい?

ひとりで泣いたりしてないかい?

誰に笑われても 世界を敵にしても

かまわない

友達だぜ

見ていた夢 愛した人

そのどれもが俺たちが居なくとも

話を続けている

思い出にも出来ないのは

そこに居たかもしれない未来を思って

イラつくから

消えてゆくことだけが

決まってることとして

なら、なんで消えない?

誰にも気付かれぬこんな日々も

今何を考えてるんだい?

俺に出来ることはあるのかい?

お前がゾンビでも ドロドロに溶けてても

かまわない

抱きしめるよ

弱さを認める強さが欲しい

強さを誇れる心が欲しい

飯でも行こう それで笑おう

騙し騙しだっていいさ

出来るのは笑い合うことだけ

ずっと友達だぜ

  • 作詞者

    夏目創太

  • 作曲者

    リハビリたち

  • プロデューサー

    夏目創太

  • レコーディングエンジニア

    夏目創太

  • ミキシングエンジニア

    夏目創太

  • マスタリングエンジニア

    夏目創太

  • グラフィックデザイン

    夏目創太

  • ギター

    夏目創太, マサ

  • ベースギター

    カワイちゃん

  • ドラム

    出口

  • キーボード

    おまんちん

  • ボーカル

    夏目創太

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リハビリたち待望のセカンドEPがリリース!
「俺たちの問題へようこそ!」と銘打たれた今作についてボーカルの夏目は「ごくごく個人的な問題こそ、最終的に本当の意味でひとりひとりの個人的な問題へ繋がる」という見事な小泉構文を偉そうに語ってなどいないことだけは事実である。

今作の幕開けとなるのは「俺たちの高速Bella Cioa」とボーカルの夏目が語った直後にギターのマサが「俺の中ではルースターズ」と発言したことで、後に巌流島での決闘にまで至ったという事実など一ミリも存在しないことで有名な楽曲M-1「悪い鎖」から始まる。
印象的なリフがバンドサウンドを牽引する中、ドラマーの出口が情熱的に叩くボンゴの裏でなぜかギターのマサが咆哮し続け、ベースのカワイは真面目にベースを弾いている。ヒリついた歌詞とメロディを見事な演奏力と編曲力でまとめ上げた、まさに「スパニッシュスカ+パンク=スカンク(笑)」の新たな一面に到達した記念碑的な楽曲である。必聴。

そして曲間をほぼゼロにM-2「口に出したい」へと雪崩れ込む。マージービートやサイコビリーなどを意欲的に取り入れ、こんなビートもサラッとやってのけるリズム隊の確かな演奏力、その上でダブルギターのフレーズセンスが光り、ユーモラスなダブルミーニングの歌詞で全体を痛快にまとめ上げている。しかしなぜか最後にはParanoidが轟音の壁となり襲来する「最後には爆笑したい」とよく言う非常に彼ららしいユーモアセンスが覗く楽曲だ。必聴。

M-3「ずっと友達だぜ」は今までとは打って変わって、バンドをやめた親友に宛てられた歌詞を、実は割とちゃんと兼ね備えているソングライティング力でメロディアスにまとめられたミニマルなバラードナンバー。この楽曲には伝説の五人目のメンバー「おまんちん」がキーボードで参加をし、またこのEPの幅を広げることとなった。必聴。

そしてライブでも定番のフォークロックなミドルナンバーM-4「痛みわけ」で今作はフィナーレへ。シンプルなバッキングにシンプルな演奏、そしてメンバー全員でシンガロングという余計なことをしないスタイルを取ることで、どこか笑えて泣ける楽曲となっている。説明不要、必聴。

ふざけているようで、誰よりも真剣で、真剣なようで、誰よりもふざけている。
そんな彼らの緊張と緩和にあなたもぜひ、笑ってみたり、聴き耽ってみたらいかがだろうか。

アーティスト情報

  • リハビリたち

    2023年4月にGt.Voの夏目を中心に結成のほぼ4人組のロックバンド。 メンバー構成はGt.Voの夏目、Gtのマサ、Bsのカワイちゃん、Drの出口、何でも屋さんの本村メンタルクリニック。 東京都世田谷区駒沢プレイグラウンド(ただの民家)を拠点に、ロック、パンク、フォーク、ファンクなど、多岐にわたる音楽ジャンルを背伸びせずルーズに、というよりは好き勝手に演奏して、好き勝手なことを喚き散らかす、無理をしない!音楽で仲が悪くなりたくない!というような本当に大の大人がやることじゃないことをマイペースだが精力的に大人赤ちゃんの活動に日々勤しんでいる。 バンド名である「リハビリたち」の由来は、Gt.Voである夏目が長年やっていたバンドを辞めて、茫然自失となりながら家で毎日「天井の木目をいやらしい何かに見えるまで凝視し続ける」作業に没頭していた頃に「なんかリハビリのつもりでバンドやるか」と思い立ち、古くからの友人達に声を掛けて結成されたことが由来である。 ということはメンバーはもれなく「リハビリに付き合わされているかわいそうな人たち」ということになりそうだが、残念ながらもれなく全員何かしら欠陥を抱えているので、やはり「リハビリたち」なのである。 死ぬまでリハビリ!

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