歌詞

その音は耳を刺して

消えゆく未来を詠う

光は頬を撫でながら

影を強く 深く刻む

溢れた涙は

僕を繋ぐ勇だ

空白を埋めるように

嘘のない風が吹いた

滲む景色その向こうで

名前のない夢描く

塞いだ声は微か

君たちが支えたんだ

記憶の街は色褪せて

心の隙をそっと埋めるように

笑って、笑って、この世界を染めて

夕よ、明日はただ包んでおくれよ。

走って、走って、この道の先

誰かの、大切な、心を。

当たり前を過ごす幸せを

噛み締め、頬濡らす僕の背中には

優が有ったから、失くした言葉を思い出せた。

夜明けの灯火を、見逃さぬように。

揺れて、揺れて、混ざり合ってゆく

夕も本当はまだ、ここに居たいのに

走って、走って、この日々の先

反射して、この藍に。

歌って、歌って、この白を染めて

君のいない明日だとしても

聴いて、聴いて、沈みゆく今、

愛している、僕たちの、心を。

憶えてて、この人生の先まで。